- えんそ
- I
えんそ【偃鼠】もぐら。 もぐらもち。~河(カワ)に飲むも満腹に過ぎず〔荘子(逍遥遊)〕もぐらが河で水を飲んだとて腹一杯より多くは飲めない。 人は各各(オノオノ)その分に従って生きるのがよいというたとえ。IIえんそ【園蔬】畑の野菜。IIIえんそ【塩噌】(1)塩と味噌(ミソ)。 [日葡](2)日常の食物。 塩酢(エンソ)。IV
「忰(セガレ)が仕送りで~の不自由は知らねヱ楽な身分でがすから/社会百面相(魯庵)」
えんそ【塩素】〔chlorine〕ハロゲンの一。 元素記号 Cl 原子番号一七。 原子量三五・四五。 単位は化学式 Cl2 で, 黄緑色の刺激臭のある気体。 化学的に活性で, 種々の元素と化合して塩化物をつくる。 酸化力が強く漂白剤・消毒剤のほか医薬・染料の製造に用いる。 毒性が強く, 最初の化学兵器として第一次大戦で用いられた。Vえんそ【塩酢】(1)塩と酢(ス)。(2)「塩噌(エンソ){(2)}」に同じ。VI「~に困る様なことはねえ/歌舞伎・三人吉三」
えんそ【遠祖】遠い先祖。 とおつおや。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.